スタンダードなシルエットにゴアテックスがプラスされた100周年記念のオールスターは、さまざまな機能性を搭載した一足。蒸れ軽減はもちろん、長時間履いても快適な工夫が垣間見えるスニーカーになっています。ちょっとしたレジャーや街歩きまで、出番の多いオールスターになるでしょう。
今回はこの、ゴアテックス搭載オールスターのローカットをピックアップします。
そもそもゴアテックスとは?
ゴアテックスは透湿性や防水性に優れた素材。アウトドアシーンからストリートまで、さまざまなアイテムに使われています。最近はスポーツアイテムブランドを中心に、シューズに使われることも増えてきました。
シューズにゴアテックスを使うメリットは、なんといっても蒸れを抑える点。スニーカーを長時間履いていると起こりがちな蒸れを軽減して、快適な履き心地が期待できます。長時間のお出かけなどにも最適。むしろ、そういったシーンでこそゴアテックスの良さが活きるように感じます。
このコンバースオールスターは、インナーにゴアテックスが採用されています。そのため、シュータンとアッパーが一体化したように見えるガゼットタン仕様になっているようです。サイドだけでなく、甲の部分もしっかりゴアテックスがあるので、蒸れ防止がかなり期待できそうです。
コンバースオールスター100ゴアテックスの特徴
アウトソールの青いロゴがポイントのローカットモデルはスタンダードなオールスターオックスフォード。アッパーはキャンバス素材でソールがラバーという、典型的なデザインです。
しかし、このキャンバスには防水加工が施されています。インナーのゴアテックスのように、機能性を搭載しているアッパーです。防水加工を施していますが、完全防水といったものではありません。オールウェザーシューズということではなく、あくまで多少の水撥ねなら染みこみを気にせず履けるといったものと考えられます。
他のオールスターもそうですが、キャンバスのシューズはなんとなく雨の降る日に敬遠しがち。そんなときでも、少しの雨なら履けるような加工なので、天気が不安定な季節でも出番が多くなりそうです。
他にも、シューレースやハトメにもコーティング加工がされています。白のスニーカーにありがちな黒ずみをできるだけ避けられるようになっているので、長く履くことができます。
また、TractionSoleという、より滑りにくいソールを採用。オールスターのラバーソールはこれまでもその滑りにくさが特徴的でしたが、より改善された印象があります。ラバーそのものの色ではない、ブラックのソールがよりスタイリッシュで、全体を白と黒のモノクロに統一させたような、ストイックさすら感じるルックスです。
さらにヒールラベルは黒字に白文字。いつものコンバースのラベルよりもオシャレに感じました。質実剛健なイメージのゴアテックスのタグも、踵にしっくりなじんでいます。
カップインソールはスペアの購入もおすすめ
これまでのオールスターにはない履き心地を体感できる、REACTカップインソール。今までのキャンバスのオールスターにはない履き心地です。もう1サイズ上を買ってふわふわインソールを入れる必要はありません。
このインソールは交換可能。オンラインショップでも販売されているので、ロゴの薄れやクッション性が低下したと感じたら、買っておくと良いでしょう。このREACTカップインソールは、もともと搭載されているもののみ対応。個人的には、こういったインソールが他のオールスターにも合わせて作られたらいいのにと感じてしまいました。
まとめ
今回はオールスターの100周年モデルからゴアテックス搭載のローカットをご紹介しました。100周年モデルといえば、箱も引き出し式になった特別モデル。シルバーのロゴもポイントです。普段は箱を捨ててしまうという方も、これは取っておきたいと思うのではないでしょうか。