[The North Face – Belayer Parka ]ノースフェイスのビレイヤーパーカの購入レビューを致します。
[BELAYER PARKA]ビレイヤーパーカとは
クライマー達が斜面を登る時にロープを下で保持しながら、安全を確保する事を「ビレイ」といい、それを行う人のことを「ビレイヤー」といいます。
クライマーが全員登りきるまで、下でじっとロープを支えていなければいけないビレイヤーは、体温が下がりやすくビレイをこなした後、みずらも山を登らないといけないので、軽くて暖かい物が必要になります。
一度下がった体温は、衣類で上げることは出来ないそうです。温かい熱源に近づくか温かい飲食物を体に入れる。あるいは体を動かして体温を上げるしかないのです。したがって、極寒の中であまり動かないビレイヤーにとっていかに体温を下げない衣類を作るかが重要なポイントになり、野外でじっとしてあまり動かない監視員や、野外イベントの受付などで着ていたいダウンジャケットになります。
ビレイヤーパーカは、いかなる障害物にも引っ掛かることがないようにシームレスダウンの先がけでもあります。シームレスダウンの接合部は接着剤によって付けられています。接着剤はいつか劣化してしまいますが、ビレイヤーパーカは長く使えるように一度縫ってから接着しています。
また、ノースフェースはシームレスの貼り合わせている部分がコールドスポットになるので、裏地と表地の間に橋桁のようなパーツを挟むことで高さを出し、直接接着してしまわず、熱をため込むスペースをもうけています。さらに、バッフル(ダウンを仕切る壁)の外側をほんの少し大きくしているので、内側から押されてもダウンは外側に押され、ダウンの偏りやつぶれを防いでいます。
シェル素材にもこだわって、ゴアテックスが誇る3層構造のファブリックス「ウインドストッパー」を採用し最高レベルの防風性を実現し風による体温低下を抑えます。
また、シームレスは浸水防止にも役立っています。もちろん防水性も素晴らしく濡れた服の上から着ることも想定され内側も防水加工がなされています。フードはヘルメットの上から被れるように大きくしかもダウンが入っています。
内部にたっぷり詰め込まれたダウンには、汚れを徹底的に除去する事で保温性や耐久性を高め、さらに撥水加工と遠赤効果のある光電子加工をかけ様々な工夫が凝られています。
[The North Face – Belayer parka]ノースフェイスビレイヤパーカ購入レビュー
着てみた感想ですが、とにかくとっても温かいです。しかもとっても軽いです。
お値段が6万円近い、本物のビレイヤーパーカと言う感じです。
ユニクロのシームレスダウンパーカもこちらのデザインをパクってますが、実際に触れてみると違いは明らかです。質感が全く違います。ユニクロさんは10000円を切る価格でダウンを出しているのですから無理もないです。これはこれで素晴らしいですが、ダウンを握ると中にビニールが入っている様でゴワゴワ音と感触があります。
比べてしまうと、やはり違いますね。そして、ビレイヤパーカはフワフワで、ユニクロはゴワゴワな印象です。
ただ、ビレイヤパーカは逆に0度近い気温じゃないと暑いです。着ていて温かいを超えて暑いイメージです。
個人的な感想を言います。確かにカッコ良いのですが、機能面では都心ですと暑くて着る機会が少なかったです。本当に寒い時には活躍しますので、とくに北海道や東北地方の方には良いと思います。
色はネイビーに近いブルーを購入したのですが、綺麗な色です。寒いのが嫌いな方、ノースフェイス好きでシンプルなのが欲しい方は是非ともビレイヤーパーカの温もりに包まれてみてください。