これ一本で存在感抜群!スクエアのダメージ加工がポイントのリメイクデニム。シルエットもトレンドに左右されない太さのストレートで、コーディネートしやすいシルエットになっています。
リメイクデニムはいつの時代もコーディネートの主役になってくれますね。今回はそんなJOURNAL STANDARDのリメイクデニムをご紹介します。
JOURNAL STANDARDリメイクデニムの特徴は?
リメイクデニムは、その加工に目がいきがち。しかしJOURNAL STANDARDのこのデニムは、そのディテールにもカッコ良さが詰まっています。
まずはこのデニムのスペックを見ていきましょう。
ヴィンテージ感のあるボタンフライは耐久性も◎
まずはボタンフライ。履き込んでいくほどにボタンフライ独特のアタリが出てくるのが魅力です。実はこのボタンフライ、アタリという見た目のカッコよさ以外にも耐久性のメリットもあるのです。
デニムは綾織りの生地が使われます。この綾織りは洗濯を繰り返すとねじれの発生が避けられません。さらに昔は、ファスナーの質も現在ほど良くなかったそう。そのため、生地のねじれに影響されてファスナーが真っ直ぐ上げられなくなることもあったと言われています。
ボタンフライは生地のねじれに影響されず閉じることができるので、長期間履き続けられるという面でもボタンフライは理にかなったディテールといえるでしょう。
ジップフライはファスナー部と本体を直線で縫い上げるのに対して、ボタンフライは1つ1つのボタンを付ける手間があります。ボタンフライのデニムが高く感じるのは、こうした背景もありそうです。
ダメージを活かすノンストレッチ
JOURNAL STANDARDのリメイクデニムは、コットン100%。ストレッチ効果を出すポリウレタンが配合されたデニムが多くありますが、ヴィンテージ感が出るのはストレット加工のない綿100%ではないでしょうか。
また、リメイクのしやすさでも綿100%デニムのほうが向いています。実際に自分でリメイク加工しようとすると、ポリウレタンが入っているデニムはやや難しいと感じることが。本体にストレッチが効いているのに縫い糸や当て布にストレッチのない綿糸で行うと、糸が本体のストレッチに耐え切れず、せっかくのダメージ加工が汚く見えてしまうのです。
中にはストレッチ入りのリメイクデニムもありますが、経年劣化でダメージ部分が本当のダメージになってしまうことも。そのあたりも計算されたJOURNAL STANDARDのリメイクデニムは、長く履きたい方におすすめしたい一本です。
JOURNAL STANDARDの計算されたダメージ
肝心のダメージ加工は、前の脚部とバックポケットにあります。脚部の加工が裏からノンウォッシュのデニム生地が当てられています。色の濃淡がワンランク上のセンスを感じさせてます。
当て布の縫い糸は、目を凝らさないとわからないくらいに生地の糸目に合わせて縫われています。ダメージ部よりもかなり余裕を持たせて縫われているので、ダメージが広がってしまっても脚が見える可能性は低いでしょう。
また、バックの加工はポケットのみと控えめ。ベーシックなシルエットのデニムを感じられて、前のダメージとは違う表情を感じられますね。
ダメージ加工はやりすぎているとコーディネートが難しくなってしまうデメリットがあります。このリメイクデニムはほど良い加工で合わせやすい、大人のダメージデニムになっています。
まとめ
今回は、JOURNAL STANDARDのリメイクデニムをご紹介しました。JOURNAL STANDARDは、アメリカンカジュアルの雰囲気を持たせながらベーシックなアイテムを発信していくイメージがあります。
今回のリメイクデニムも、ベーシックなストレートデニムをリメイクするという定番のアイテムながら、細かなディテールのこだわりが感じられるデニムに仕上がっていると感じますね。