チェスターコートはトレンドを超えて定番アイテムとして定着しつつあります。無地のテーラードデザインをお持ちなら、2着目はスタンドカラーもおすすめです。
今回はJOURNAL STANDARDのチェスターコートをピックアップします。
ありそうでないスタンドカラーのチェスターコート
チェスターコートはテーラードカラーを多く見かけます。あるようで意外とないアイテム、それがスタンドカラーのチェスターコートといえるでしょう。
スタンドカラーの高さはそこまで高くないので、フーディーと合わせたカジュアルコーデも問題なく着こなせます。スタンドカラーといっても主張が少ない襟元なので、ボリュームのあるタートルネックと合わせてもウォーム感あるスタイリングに。もちろん、マフラーと合わせた正統派のスタイリングにもおすすめです。
もちろん、チェスターコートらしいゆとりも持たせたシルエットなので、スーツと合わせてビジネスシーンにも着られます。フィッシャーマンズニットのようなローゲージのアイテムと合わせてもOK。窮屈さを感じずに防寒対策ができます。
前を開けてレイヤードを見せるのもチェスターコートらしいですが、閉じてもシルエットのキレイさが際立ちます。スタンドカラーなので、Iラインで洗練した印象のシルエットに。マフラーなどを巻けば防寒対策もバッチリです。
SUPER140とは?
ウールコートでよく見かけるSUPER140やSUPER110といった文字。このSUPERは羊毛のクオリティを示す数値です。糸にした状態ではなく、羊から刈り取ったフワフワ状態の糸が細ければ細いほど数値が大きくなります。数値が大きければそれだけ希少といわれています。コートやスーツで見かけるSUPERですが、これらに使われているウールはメリノウールが多いといわれています。
一昔前まではSUPER100sあたりでも細いといわれていましたが、現在はスーツでも110や120、コートでもSUPER140という文字をメンズウィメンズ問わず見かけるようになりました。しかし、SUPER140でもウール100%だとフェルト化の懸念も。そのため、実際はナイロンやポリエステルなど化学繊維との混紡であることが多いようです。
このスタンドカラーチェスターコートはファインメリノウールのSUPER140を使用。そのため、ナイロンなどで補強することで、繊細な肌触りはそのままに普段でも着やすいコートに仕上げているということですね。
ちなみに、SUPER表記と似ているのが糸番手。これはシンプルに糸の太さを表し、数字が大きいほど細い糸となります。あまり考えられませんが、SUPER140でも糸が太ければ温かみのあるニットのような生地になるし、SUPER100でも細番手の糸に紡げば滑らかさのある生地になります。
デイリーアウターとして着られる素材
素材は、SUPER140を使用したウールにナイロンとポリエステルを混紡。ウールの上質さはそのままに、シワになりにくく型崩れしにくいという化学繊維の特性をプラスして、普段使いしやすい生地になっています。ほど良く厚みのあるウール混紡生地なので、暖かさを感じられるでしょう。オンラインストアにも何年経っても使えるコートと書かれていますが、デザインはもちろん素材の面でも長持ちしやすいといえそうです。
裏地にもポリエステルを使用。コートは裏地があるだけで温かさの感じ方が異なることもあります。丈夫で滑りの良い裏地でウールの持つ温かさをキープできるでしょう。オンオフ問わず日常使いできるコートです。
チェック系と無地の2パターンあり
JOURNAL STANDARDのこのチェスターコートは、6つのカラーラインナップ。そのうち2つがチェック柄のようなパターンです。
こちらのグレーもチェックになっていますが、細かい柄なので主張の少ない印象になっています。また、グレーといってもややブラウン系のカラー。そのため、ウォーム感のある色合いになっています。無地のコートになんとなく飽きてきたけど、個性の強いアウターは敬遠したいという方にちょうどいい色味ではないでしょうか。
まとめ
今回は、JOURNAL STANDARDのスタンドカラーチェスターコートをご紹介しました。よくあるテーラードカラーと同じように着まわせて、すっきりとしたシルエットになるコートです。流行にとらわれず着ることができるデザインなので、チェスターコートが好きな方にも比翼のコートが好きな方にもおすすめできます。