フランネルシャツは、秋冬ワードローブのマストアイテム。温かみある素材と色合いは、インナーにも羽織にも使える万能さで、ヘビロテしている方も多いのではないでしょうか。
そんなフランネルシャツにキルティングの裏地が付いたら?しかもそれがSupremeのアイテムだったら?これはなかなかの最強秋冬アイテムとも言ってしまいそうです。
今回は、そんなキルティングインのフランネルシャツをピックアップします。
日焼け?キルティングフランネルシャツが褪せて見えるわけ
Supremeのキルティングフランネルシャツは、中古でも多く出回っているアイテム。しかし、画像によってなぜか色が褪せて見えるように感じます。しかしこれは、保管状態が悪くて日焼けしてしまったわけではないのです。
それは、フェード加工をかけているから。フェード加工とは、ヴィンテージ感を出すために、薬品などを用いてあえて色落ちしたような色合いに見せるやり方です。
このシャツに使われているティールという色は、どちらかというと彩度のやや高い色になります。この色にフェード加工を施すことで、くすみ感のある色合いになるのです。こうした加工は、デニムなどカジュアルウェアでよく見かけます。
ストリートファッションやカジュアルウェアなどで、色あせが気になるアイテムを見つけたら、商品説明を見てみましょう。フェード加工という文字があったら、それはあえてのユーズド感を出しているアイテムになります。
キルティングフランネルシャツのTealとは?
Tealとは和名で「鴨の羽色」。ブルーとグリーンの中間色の1つです。池などにいるマガモの頭から首にかけての緑色から由来しています。
池というよりむしろ、海をも連想させるような青緑。それとは対照的なパープルに近いピンクのラインが、デザインを引き立てています。セオリーどおりの反対色をアクセントにしたカラーリングにすることで、バランスの調和とボトムスの合わせやすさが叶います。
海外発のブランドでは、ティールのようにめずらしい名前が付けられた色があります。調べてみると意外と趣のある和名にたどり着くことがあって、なかなか面白いですね。
キルティングフランネルシャツのロゴは背面!
Supremeのアイテムは、やはりロゴが気になるところ。このフランネルシャツは、背面にロゴが配されています。生地の貼り付けのように見せかけて、力強さを感じさせるペン字体の刺繍ロゴです。青系のティールに黒の刺繍がなじんだデザインとなっています。
また、首裏タグはスクリプトロゴを採用。シャツ系のアイテムではスクリプトロゴが用いられることが多いように感じます。
キルティングを裏地にした理由は?
ブラックのキルティングを配したフランネルシャツ。キルティングというとアウターの表地に使われるイメージが強いですね。しかし、あえて裏地に使うことでキルティングのメリットが最大限に生かされる可能性を持っています。
それは保温性。ファッションから少し脱線しますが、羽毛布団や毛布といった冬ならではの寝具は、掛布団の下に掛けるのが基本といわれています。まずは保温性のある寝具、その上に掛け布団を重ねることで、暖かくなった空気を逃さないようにする効果が期待できるからです。
最近は、ビジネススタイリングでキルティングのインナーベストを挟むことが浸透していますが、これも保温性のあるアイテムを重ねた防寒対策の機能も兼ねています。
フランネルシャツはコットン100%素材を使うことが多くあります。コットン自体も保温性はないわけではないですが、オールシーズン使える素材にそこまでの防寒は期待できません。そこで、裏地にキルティングを合わせることで、より温かく着ることができる工夫がされています。
まとめ
今回は、Supremeのキルティングフランネルシャツをご紹介しました。温かさを兼ね備えたシャツは、寒暖差のある季節のアウトドアや冬の普段着にピッタリ。いろいろな場面で使えること間違いナシです。