キャップといえばNEW ERA。そうイメージする方は少なくありません。メジャーリーガーの帽子を多く手掛けているイメージが強いですが、実はアイスホッケーやバスケットボールヘッドウェアもプロデュースしています。
ストリートファッションに欠かせないNEW ERAのキャップから、今回はジェンダーレスに使えそうなローキャップをピックアップします。
NEW ERAとは?メジャーリーグとの関係は?
NEW ERAの創業は1920年。メジャーリーグやマイナーリーグの帽子製造を早い時期から引き受けたことで、現在でも唯一の公式選手用キャップのオフィシャルサプライヤーとして、30チームすべてのキャップを手がけています。
メジャーリーグのチームロゴが入ったキャップの左横を見ると、NEW ERAのロゴが入っていますね。むしろこのNEW ERAのロゴが正統なメジャーリーグキャップの印ともいえるでしょう。
ちなみに、日本で展開されているものだけで72種類ものメジャーリーグキャップがあるとか。ストリートで実際にかぶっている人に聞くと、特にひいきにしているチームがあるわけではなく、テレビで見たことがあるチームのロゴだからとか、見た目のカッコよさなどで選んでいる印象があります。
チームロゴとNEW ERAのロゴ。たったこれだけのシンプルなデザインは、ストリートコーデを引き立てるのにうってつけのキャップなのかもしれません。
NEW ERA 9TWENTYが人気のワケ
NEW ERAのキャップにはさまざまな種類があります。実際にメジャーリーガーがかぶっているのは、59FIFTYというクラウンが高めのタイプ。ベースボールキャップの定番で、よりスポーティーなキャップなら59FIFTYがおすすめです。
現在、ストリートで最も人気のあるモデルが9TWENTY。先の59FIFTYに比べるとクラウンが浅く、さまざまなコーディネートの親和性が高いシルエットです。他のモデルと異なり芯のない柔らかなかぶり心地で、ジャブジャブ洗ってかぶり倒せるアイテムとなっています。
また、そのクラウンの浅さから男性だけでなく、女性やキッズでも愛用者多数のモデル。リンクコーデにも使えるアイテムとして、ファッショニスタに知られています。
ミニロゴヤンキースおすすめカラーは?
NEW ERAといえばいわゆる野球帽のイメージが強いですが、あまりチームロゴが目立つのは気になるという方におすすめなのが、ミニロゴシリーズ。「別に野球が好きじゃなくてもロゴキャップをかぶっていいんだよ」といった包容力すら感じるアイテムです。
肝心のロゴはメジャー球団の中でもかなり知られたチームしかないので、なんだか見たことあるなぁという感覚でじゃんじゃんかぶれます。
9TWENTYということもあり、女性の愛用者も多くいます。そのためかブラックが売れ筋カラー。少し違うカラーが欲しいなら、ライトグレーをおすすめします。季節を問わず合わせやすい色味であることはもちろん、汚れてジャブジャブ洗っても色あせが目立ちにくいこともライトグレーのメリットです。
ブラックのNEW ERAキャップをすでに持っている方ならなおさら、2つ目にグレー系の色はいかがでしょうか?
あのシールをはがさない人が多いワケ
NEW ERAのキャップに必ずついているあのシール。ストリートファッションとしてNEW ERAを語る上では外せません。なぜならこの、シール剥がす剥がさない問題のバックボーンにはストリートが深く関わっているからです。
シールを剥がさない理由として2つの背景があります。まずはブラックカルチャーの中でツバに付いているシールが本物のNEW ERAである証だとされたもの。もう1つはギャングたちの間で「盗んできたぜ」と強さをアピールするためにあえて剥がさずにいたというものです。どちらもストリートの世俗を感じるのではないでしょうか。
また、なんとなく「NEW ERAのあのシール=剥がしちゃダメ」みたいな風習がいつの間に浸透していたというものもありました。どちらにしても、剥がす剥がさないは好みで自由。正解はありません。
まとめ
今回はNEW ERAからストリートで人気のミニロゴ9TWENTYをご紹介しました。浅いかぶりとそのファッション性の高さは、持っていて損はありませんね!