ペインターパンツにペイントという洒落の効いたゴンズマップのパンツ。全面に描かれたマップのようなイラストが目を惹きます。コーデの主役にもってこいですね。
今回はこの印象に残りすぎるパンツをご紹介します。
SupremeとGonzの中でもレアなアイテム⁉
Gonzといえば、彩度の高いカラーリングで描かれたイラストが印象的。そのイラストに比べると、このGonz Mapは少しキャラの違うアイテムになっています。白い線で描かれた地図風のイラストのみ。総柄にする分、色数を抑えたことが考えられそうです。
Gonzのコラボアイテムで総柄になっているものは、過去にTシャツのリリースがあります。それも単色でGonzHeadが描かれたもの。トップスやボトムスなど、いわゆる「着るもの」に関しては、総柄になると使われる色が反比例のように減るように感じます。
例外として、色鮮やかなGonzHeadが散りばめられた総柄キャンプキャップがあります。しかし、グッズであればインパクトが大事なので、これは例外といえるでしょう。
Gonzとのコラボアイテムで、ボトムスは2017年にもペインターパンツをリリースしています。この時はカラフルなRammのイラストが右ももに入るだけの、やはりシンプルなものでした。
Supremeとマークゴンザレス(Gonz)のコラボアイテムは数多くあります。キャップやビーニーなどのヘッドウェアからトップス、ボトムスやキーホルダー、スケートボードまでそろっています。その中でもひと味違う雰囲気を放つGonz Map。人気が高い理由もうなずけます。
Gonz Map Denim Painterは2色
Gonz Map Denimはブルーとブラックの2色。リリースされたのが2019年のSSなので、ネイビー系ではなくブルー系がチョイスされたことが考えられます。
どちらの色にもウォッシュドという枕詞がついていて、やや色落ち感のあるカラーリング。白のドローイングもあって、ブラックも夏に履ける色味といえるでしょう。かといって秋冬でもつかえるのがデニム。オールシーズン履けるカラーがそろったといえるでしょう。
Gonz Map Painterのシルエットはトレンド感
プリントに目がいきがちなパンツですが、シルエットは昨今トレンドになっているワーク系パンツ。ペインターパンツといわれるもので、その名のとおり画家やペンキ屋さんが履くパンツです。実用性のためにポケットが大きく、ハンマーなどを引っかけるループなどが付いています。
シルエットは動きやすいようにルーズストレートになっていて、このダボっと感が最近ストリートを中心に人気が高くなっています。ペインターパンツの素材はデニムやチノなど、丈夫な素材。ジップフライで脱ぎ履きしやすく、実用性の高いアイテムといえるでしょう。
ルーズシルエットのパンツは、ある程度のサイクルで流行る時期が来るといわれています。実際に一昔前もストリートで大流行。その時はローライズで落とし気味で履くシルエットが人気でした。しかし、昨今のルーズシルエットはやや深めの股上でしっかり履きこむのがトレンド。ボトムス全体のシルエットをきれいに見せながらもルーズ感を出すといった傾向が見られます。
このGonz Mapのペインターパンツも、股上は普通の高さになっています。以前からあるアイテムを今あるトレンドシルエットに落とし込んだパンツといえるでしょう。
ワークウェアとしてのトレンド
余談ですが、最近は建築現場の作業員もローライズで着こなす人が減っているように感じます。ワークウェアそのものも素材のバリエーションなどが豊富になり、さまざまなスタイリングの職人さんが増えています傾向です。その中でも共通しているのがボトムスをしっかり履きこんでいる点。こうしたことからも、昨今は肌を見せずにしっかりウエストまでくるボトムスのニーズが高まっているのでしょう。
まとめ
今回は、SupremeからGonz Mapのボトムスをご紹介しました。同じドローイングのワークジャケットと一緒にリリースされたペインターパンツは、上下そろえてスタイリングしても、しつこさがないストリートウェアに。もちろん、パンツのみでさまざまなトップスを合わせてもOK。ヘビロテアイテムになりそうなパンツです。