ブラックパンダといわれているNIKEのダンクローレトロがあります。たしかに白黒ですが、本家(?)パンダと異なり、黒のスニーカーのような使い勝手の良さが特徴です。クラシカルなモデルで、どんなコーデにも合わせられる個性を感じます。
今回はブラックパンダをご紹介します。
ダンクの白黒カラーはみんなパンダ?
通称パンダといわれているダンクは、アッパーの白い割合が多くシューレースが黒と思われている方も多いようです。しかし、このダンクは黒がメインカラーとなっているため、ブラックパンダという愛称になっています。
この「パンダ」というのはあくまで通称のため、NIKEとして厳格な定義はなく、ファンの間では「白黒配色ならどれもパンダでいいのでは?」とまでいわれています。
ナイキダンクローBLACK PANDAの特徴
再三販売されているパンダに比べると、黒の割合がかなり多く、主張が控えめの配色。ストリートスタイルはもちろん、キレイめにまとめたいときにも重宝しそうなカラーリングです。さまざまなシーンで出番がありそうです。
履き口はパッドが入っているので、足入れもスムーズで長時間履いていても疲れにくくなっています。ローカットといえども、もともとバスケットシューズのルーツがあるモデルなので、長時間のプレーでも耐えられるように設計されているのではないでしょうか。
また、ブラックパンダの要素は、ブラックのアッパーやソール、それに相反するホワイトのスウォッシュマークとミッドソール、そしてシューレース。すべてが大事なので、スペアのシューレースがあるのはとてもありがたいです。
どのスニーカーにもいえますが、ホワイトのシューレースは、どれだけ大事に履いてもふとしたタイミングで汚れが付きがち。洗っているとお気に入りの一足が履けないので、こうした配慮がうれしくなります。
ちなみに、ブラックのアッパー部分も知らない間に汚れが付いていることが。できれば履く前の防水スプレーなどをかけて汚れから守るのがおすすめです。
ダンクはツートンカラーのイメージが強いモデル。その中ではわりとおとなしい配色に感じますが、アッパーはスムースなレザーとシボ感のあるレザーが使われています。配色ではなく、同じブラックでもレザーの質感でトーンを変えているというディテールが良い意味で憎いと感じさせます。このように、実用性もデザイン性も兼ね備えているあたりは、さすがナイキだと思わされます。
ダンクがカラフルなのは学生スポーツ由来?
ダンクはもともと、アメリカの「カレッジカラープログラム」から誕生したモデル。これは大学生バスケットボールの強豪校のチームカラーを配したシューズをリリースするというプロモーションです。NCAAといえば、その詳細は知らなくても聴いたことがあるという方も多いはず。ダンクを語る上でターミネーターを外せないといった声もありますが、今回は割愛します。
1985年にリリースされたのは7つ。
- ホワイト×ブルー
- ホワイト×レッド
- ホワイト×オレンジ
- ホワイト×ネイビー
- グレー×レッド
- ネイビー×イエロー
- ブラック×イエロー
現在もそうですが、チームカラーはアクセントカラーが入った複数色になるのが基本的な配色。そのため、このダンクも2色使いでアクセントになるような彩度の高い色が使われています。ダンクといえば色の個性が強いと思われているのは、このチームカラーをルーツとしている所以と考えられます。
その後、ダンクはスケートボードシーンで人気が高まることに。もともとフットワークの多いバスケットボールに耐えられる仕様だったダンクが、スケーターの目にも魅力的に映ったようです。スケートボードもシューズを消耗するスポーツのカテゴリー。さらに若者から人気が高いという共通項もありますね。
現在はストリートファッションの人気の高まりから、再びダンクの人気も上昇中。ダンク誕生35周年を迎えた2020年には、さまざまなコラボモデルも登場しました。
まとめ
今回はブラックパンダのダンクローレトロをご紹介しました。使い勝手もよく価格も比較的落ち着いているモデルで、手に入りやすいように感じます。こういった落ち着きのあるダンクもアリですね。