出番の多いジャケットとパンツの定番セットアップは、お手入れのしやすさも選ぶポイント。別々でもセットで着てもいいので、ついつい毎日選んでしまいます。417EDIFICEのセットアップは、洗濯できるウォッシャブル素材が揃っているので人気の高いアイテムです。
今回は、このセットアップの魅力について考えていきます。お手入れのしやすさだけではない、シルエットのキレイさや素材感についても触れていきます。
シルエットのキレイさと履きやすさを兼ねたボトムス
ボトムスは極端なテーパードがかかっていないのが特徴。カジュアルなテーパードよりもストレートに近く、スーツの中では細めの作りです。そのため、ビジネスシーンでも馴染むシルエットになっています。それでいて腰回りはほど良いゆとりがあるので、履きやすくデスクワークでも窮屈感を感じにくいです。
また、ウエストは後ゴム。さらにドローストリングがあるので微調整が可能です。気軽に履けるパンツなので、インナーをTシャツやニットなどでまとめるカジュアルコーデもしっくりくるパンツとなっています。
オフィス作業の日はもちろん、半日リモートにもオフシーンにも使えるパンツはヘビロテ間違いナシのおすすめアイテムです。
スタイリッシュな印象のジャケット
ジャケットはジャストフィットの中では細身な印象を受けます。まずラペル(襟)の幅は細め。よくあるビジネススーツのような幅ではないので、その分スタイリッシュに見えます。前開けでも1つだけボタンを留めてラインに変化を出すのもアリです。
そして、ストレッチ性の高い素材のため、キレイめに着られるように縫製されています。ジャストサイズを選ぶことで、この生地が持つストレッチ性も実感できるでしょう。アームホールもしっかりした位置にあるので、大きいサイズを選ぶと着られている感が出てしまうでしょう。
カジュアルでもビジネスでも着られるジャケットなので、インナーは襟付きシャツからタートルネックまでと幅広く選べます。シャツなら一気にビジネスモードに、ニットなら温かみのある印象になります。もちろん、ベーシックにTシャツを合わせるのもおすすめです。
ストレッチ性はかなり高めのセットアップ
素材構成はEDIFICEのセットアップでおなじみのポリエステルに加えて、上品な光沢感を出すレーヨン、さらにストレッチ性の高いポリウレタンとなっています。
注目したいのはポリウレタンの配合量。4%はかなりストレッチ性の高い生地といえるでしょう。シルエット自体はそこまでタイトではありませんが、機動性をかなり重視したセットアップにしたかったのではと考えられそうです。
かつてスキニーデニム旋風が吹き荒れていた頃、ボトムスのストレッチ性が重要視されていた傾向にあります。その頃のポリウレタン配合率は3~6%というものが多く、中には10%を超えるものも。しかし、ポリウレタンの配合率が高いと劣化が目立ちやすくなるデメリットも。そのため、ここ数年はポリウレタンを含まない生地や、入っていても5%くらいといったものが増えています。
このセットアップと同じ4%なら、細かな劣化を気にしなくてもOK。価格も手ごろなので、どんどん着まわしていきましょう。
まとめ
今回は417EDIFICEのセットアップをご紹介しました。毎シーズンリリースされているセットアップですが、素材構成やシルエットなど、細やかな変化が感じられるので個人的には毎回楽しみにしているアイテムでもあります。
普段使いからビジネスまで使えるので、さまざまなシーンで着まわせます。手ごろな価格なのに洗練されたシルエットや機敏性のあるセットアップで、気づいたら毎日どちらかを手に取ってしまうなんてこともありそうです。