今回はkiryuyrik(キリュウキリュウ)の2wayカーゴパンツを購入したので、実際に着用してみた感想などをお話ししていきたい思います!
kiryuyrikはかなりニッチなブランドでもあるので、初めて聞く方もいらっしゃると思います。ですので、詳しくブランドの解説も交えながらアイテムを紹介していきます。
ぜひ、最後までお付き合い下さい!
kiryuyrikとは?
kiryuyrik(キリュウキリュウ)は日本のファッションブランドです。ブランドのコンセプトは「表面的なかっこよさだけではなく、本来服として備わっていなくてはならない機能性を最も美しく昇華させたまさに“機能美”の服」を掲げています。
デザイナーは髙栁成克さん。文化服装学院を卒業されている方で、卒業後にYohji Yamamotoにて企画、パターンを7年間経験した後に自身のブランドkiryuyrikを立ち上げています。 リリースしているアイテムは、モードやロック調を感じるものが多いです。Yohji Yamamotoで学んだパターンが服に反映されています。
アイテムレビュー
こちらが購入したkiryuyrikの2wayカーゴパンツです。フォルムはワイドパンツで、シルエットやディティールはM51フィールドパンツを彷彿とさせる仕上がりとなっています。ちなみに、M51は1951年に採用されたモデルなので51の番号を振られています。その後に開発されたM51の後継モデルはM65です。M51もM65もマイナーチェンジをした程度で大きな違いはありません。どちらもカーゴパンツに分類されます。
M51フィールドパンツは、ミリタリー好きならすぐに連想できると思いますが、いわゆるカーゴパンツのことですね。カーゴパンツの特徴は前、横、後ろと配置された6つのポケット。元々は米軍が野戦時に使用していたパンツで、耐久性と防寒性に優れるアイテムです。また、戦闘服ということもあり、優れた機能性と収納力も注目ポイントです。
色々なブランドがカーゴパンツをリリースしていますが、作り手によって表情が全く異なるのがこのアイテムの面白いところです。ミリタリー愛が深いデザイナーほど、元々の機能を忠実に再現しているように思えます。
後ろを見ていくと、ベーシックなカーゴパンツを再現していることがわかります。M51は太めのサイズで作られていることから機能性が高かったようです。膝のパーツにはタックが入っているので、膝の曲げ伸ばしもストレスフリーで行えます。
また、ウォータープルーフ機能を搭載しているので、軽い雨であれば衣類への水の侵入を防いでくれます。細かい織込みのウールギャバジンとナイロンの混紡による恩恵といえます。ウールギャバジンはYohji Yamamotoで好んで使われる素材です。素材使いの巧みさもYohji Yamamotoで培った経験値ではないでしょうか。
やはりポケットが印象的なカーゴパンツですが、フラップポケットを採用することで簡単に収納物が落ちないようになっています。
また、マチ付きのなので財布を入れても膨らみが強調されずに済むのも嬉しいところ。M51のポケットにはマチはないので、現代風にアイテムを昇華させていることが分かります。このようなアップデートが施されるのは、デザイナーズブランドのメリットですよね。
モダンなカーゴパンツは、現代のコーディネートにおいて欠かせない存在になっています。
ここまでの説明では、少し変わったデザインのカーゴパンツかなという印象かと思われますが、ここからが本題です。
私が惹かれたkiryuyrikのカーゴパンツの良さは、パンツの裾幅を自由に調整できるところです。マジックテープを絞ることでバルーンパンツのようなシルエットに変化が可能で、2way仕様となっています。
ドローコードで調整可能なタイプのカーゴパンツは沢山見てきましたが、マジックテープは初めてでした。ドローコードでの裾幅の調整は、絞り部分が分かりづらくシルエットの変化をあまり感じられません。一方、マジックテープでは太く巻きついたテープは裾幅の絞りを強調してくれるので、ガラッと雰囲気が変わります。
こちらは絞った状態の写真です。これぐらい大きく絞ることができると、シルエットに変化が見られるのでコーディネートに工夫ができますよね。私自身、2wayの履き方にハマっていてヘビーユーザーと化しています。
まとめ
今回はkiryuyrikの2wayカーゴパンツをご紹介しました。kiryuyrikはミリタリー調のアイテムも多くリリースしています。また、アイテムはカッティングやパターンが独特なので他のブランドと一味違った仕上がりになっています。
ミリタリー好きはもちろん、モード好きにもお勧めなブランドなので、ぜひ調べてみてくださいね!
では、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!