ローファーが学生の履き物という時代は終わりつつあります。現在は年齢を問わず、クラシカルな足元を演出するのにローファーが登場する機会も増えています。
紐のある革靴よりも気軽に履けるローファーは、ビジネスからカジュアルまでカバーできる万能シューズ。スニーカー感覚で履ける革靴といえるでしょう。
今回は、光沢が美しいBCオリジナルローファーをピックアップします。
スタンダードなローファーならどんなボトムスでも相性◎
ローファーと聞いて真っ先に想像するのが、この形という方も多いのでは。馴染みのある形なので、スタイリングの引き立て役におすすめです。
ローファーはもともと、王室の室内履きだったというルーツを持ちます。革靴なのでビジネスシーンのイメージがありますが、もともとは普段履きのように使われていた形。そのため、ビジネスでもカジュアルでも幅広いシーンで活躍できます。
ボトムスも手持ちのものはなんでもOK。スリムなものからワイドパンツまで合わせられます。光沢感もピカピカしすぎず上品なので、ビジネスでも重宝します。ポイントは裾の丈。長くてもくるぶし位までの長さがベストバランスです。
ローファーはオールシーズン履けるシューズ
ローファーは温かい季節の履き物と思われる方もいますが、最近では季節を問わず履いている方を多く見かけるようになりました。特に都市部は空調がよく効いているので、ブーツではなくローファーのようなレザーシューズでも快適に過ごすことができることが大きな要因かもしれません。春や夏は足首を見せて涼しげに。秋や冬の寒い季節はソックスを見せるスタイルがおすすめです。
季節に合ったシューズより履きたい靴を長く履きたい流れは、最近だとスポサン+ソックスの流行からも感じられます。
歩きやすく滑りにくいソール
ソールはラバー仕上げ。地面を捉えられる底材で、かかとも溝のある滑り止めとなっています。普段使いにも安心できる仕様です。
革靴を敬遠する要因の一つが、このソールのすべりやすさ。ソールはペーパーで仕上げているものも多くありますが、滑りやすいものがあります。フォーマルなどで履く革靴ならそれでも問題ないと感じる方もいますが、ローファーのように普段使いの靴は、やはり実用的なソールが求められます。どんどん履き回したい方でも安心して履けるので、さまざまなスタイリングが楽しめそうです。
また、ソールが減ってきたら気軽に修理へ出せるのも魅力。アッパーの革に目が行きがちですが、ソールが減ると歩きにくさを感じることもあります。数千円でできるので、明らかに減ってきたと感じたら修理店への相談もおすすめです。
コインローファーとは
このローファーはコインローファーといわれています。その由来は、アメリカの学生がアッパーの切り込みに1セントコインを差し込んでいたことからだそうです。これは幸運のお守りとしてだったという説も。こうした由来もあって、中学生や高校生などが制服と合わせて履くことが多くあります。
ローファーの代表的なデザインは3種類あります。
- コインローファー
- タッセルローファー
- ビットローファー
タッセルローファーはその名のとおり、甲の部分にタッセルが付いているもの。コインローファーに比べるとドレッシーな印象です。かつてアメリカで弁護士から好まれていたデザインで、「弁護士の靴」ともいわれています。
甲のデザインの中で最も華やかといわれるのがビットローファー。甲の部分に金属の飾りがついているものです。もともとレディースのバッグについていた飾りをメンズのローファーに付けたという由来があります。飾りのインパクトがあるので履く人を選ぶのではと思われがちですが、ブローギングがないなど甲以外のデザインがシンプルなものを選ぶとわりと馴染みやすいです。
ローファーも他の革靴と同様に、さまざまなデザインがあります。ローファーも奥が深い世界だと感じますね。
まとめ
今回はB.C STOCKからオーソドックスなローファーをご紹介しました。広く流通しているコインローファーは、ビジネスからカジュアルまで合わせやすい一足です。学生時代に履いていた方も多いデザインは、近年クラシカルなスタイリングに欠かせないシューズとなりつつあります。普段使いできる革靴をお探しの方におすすめです。