みなさま、こんにちは!
本日はy’s for men(ワイズフォーメン)のステンカラーコートを購入したのでレビューしていきたいと思います。y’s for menと聞いても正直ピンとこない人もいらっしゃると思います。ですので、今回はブランドの解説も交えながらアイテムの紹介をしていきたいと思います!
アイテム紹介
y’s for menとは、YohjiYamamoto pour homme(ヨウジヤマモト プールオム)の前身的なブランドです。y’s for menのブランドコンセプトは、「y’s(レディース)を着ている女性の隣にいる男性が似合う服」ということで、y’sの相方として立ち上げられたブランドです。アイテムはフォーマルな要素が強く、紳士的なイメージを持っていただけると良いかと。あくまでも女性の引き立て役と言ったところでしょうか。y’s for menはメンズラインのきっかけとなったブランドです。
では、アイテムの紹介に入ります!
y’s for menはフォーマルなアイテムが特徴的と言いましたが、それを象徴するようなステンカラーコートですね。余計なデザインのないミニマムなコートで、大人の男性に似合いそうなアイテムです。古着で購入しましたが、かなり状態が良くほつれや毛玉も一切ありませんでした。何十年も経過しているはずですが、堅牢な服づくりに驚かされます。
一番上のボタンは他のボタンと比べると、少し小さいものが施されています。ブランドの意向としては、上まで止める着方は推奨していないのでしょうか。襟の折ジワが見られたので、第一ボタンは止めない着方が無難なようです。
上品な光沢感の正体は、ウールとポリエステルを混紡した素材です。この素材を採用することで、黒一色でも光沢による立体感が生まれ、コーディネートのシルエットに貢献してきます。また、綿密に編み込まれた素材は軽い撥水効果があり、小雨程度であれば体を濡らすことはないです。雨に弱い衣類にとっては嬉しい機能です。
大きめのフラップポケットは、収納物を落とさないように工夫されたデザインです。また、フラップ部分も簡単にめくれないので、携帯ぐらいの重さであれば、コートを逆さまにしても落ちることはありません。
YohjiYamamotoのアイテムはポケットが多いことで有名ですが、y’s for menは3つしか収納スペースがありません。YohjiYamamotoの前身ブランドなので、まだ進化の過程だったんでしょうね。このようなディテールの違いを知ると、歴史をたどっているようで面白いですね。
生地の下に手を入れていますが、軽く透けて見えるのがお分かりでしょうか。生地はそこまで分厚いわけではなく、春夏仕様のコートです。
私見として「この薄手の生地でよく何年も綺麗な状態で残っているなあ」と感心しました。その場限りのアイテムではなく、何年も先を見越しての服作りは素敵なことですね。サスティナブルにもつながることなので、今後もこのような服作りが継続することを願うばかりです。
まとめ
今回はy’s for menのステンカラーコートをご紹介しました。YohjiYamamotoの前身ブランドとのことで、フォルムやこだわった服づくりに何となくDNAを感じることができました。YohjiYamamotoの歴史を感じれるアイテムなので、今後も大切に着ていきたいと思います。
では、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました!